TVゲームビュー:
セガの白い夢
ドリーム
キャスト
ULTIMATE FIGHTING CHANPIONSHIP
(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)
さすがはカプコン。地味な格闘テーマに対し、要素の抽出とバランス取り
で、見事にゲームとして成立させました。一瞬で決まる間接技の攻防といい、
マウントポジション有利の設定といい、このテーマ初のゲームとしては文句
なしです。ただ、元ネタからして万人向けとは言えませんが。
欲を言えば、日本で知名度のある選手をもっと増やして欲しかったです。
プレイ時間:約5時間(未クリア)
ギガウィング
サンバでアミーゴ
ゲームセンターでお馴染みの音楽ゲームです。パッドでも楽しめますが、
やはりマラカスコントローラが欲しいところ。マラカスコントローラ自体が
\7,800なので、是非同梱版\9,800が欲しいです。曲数が少ないかなと思った
のですが、ゲームを進めたり、ホームページで解除コードなどを手に入れたり
すると、曲が増やせるそうです。ゲームをやっていて思いついたことがあり
ます。それは、マラカスコントローラ対応版のスペースチャンネル5を、是非
出してくれってことです。
セガさん、是非お願い。
プレイ時間:約1時間(未クリア)
スペースチャンネル5
要はパラッパラッパーのようなタイミング取りの音楽ゲームなんですが、
これにセガテイストの演出が加わり、いいゲームに仕上がってます。
レポーターが自分で、モロ星人に踊らされている地球人を助けるという
不条理な設定が活かしてます。これこそセガセンスということで、是非
プレイしてもらいたいです。
プレイ時間:約3時間(未クリア)
スペースチャンネル5 Part2
前作でセガセンスを爆発させて、TVのCMキャラにも使われたスペ
チャンの続編です。そのナンセンス世界観は、ボリュームアップしていて
いいのですが、難易度がかなり上がっているように思えます。1をやった
ことがあるのにタイミングがわからないと、2時間悩んだくらいです。
チュートリアルは、セガの長年の課題のように思えます。
内容はいいのだけど難易度がということで、1をやった人向けなのか
と思います。
プレイ時間:約10時間(未クリア)
シーマン 禁断のペット
シェンムー 第1章横須賀
86年に描いた未来のゲームを、そのまま現在の技術でゲーム化しました
って感じ。なまじ自由度の高そうに見えるところが、操作の面でかえって
煩わしさを感じてしまいそう。枝葉は広いが底が浅いという気がする。まあ、
セガによくある発展途上の作品と言ったところか。
プレイ時間:約3時間
シェンムー 第2章香港
続編ということで、見かけにはそんなに変化のないものの、操作性がずい
ぶんと親切になった。お金をすられて働きながら冒険をしなければならない
ところがちょっと面倒ではあるけれど。いい感じに進化しているけれど、
DC生産中止となった今では、続編が出ることを期待してよいのかという
ことがとても気がかりです。
プレイ時間:約3時間
戦国TURB
元はBio_100%のPC9800用のフリーソフトを、大幅に直して3Dのアク
ションシミュレーションRPGにしたゲームです。妙な世界観ですが、
以外にいい感じです。ただ、意外に難易度が高く、成長させるために
何度も同じ面でアイテム集めをする必要があります。
プレイ時間:約20時間
ソウルキャリパー
ソウルエッジの続編の格闘対戦ゲームです。やりこんでいないので勝負の
駆け引きがどこにあるのかは分かっていませんが、グラフィックだけでも
買いと言えるでしょう。動きの滑らかさといい、キャラクタの表情といい、
現存する最高のポリゴン格闘対戦ゲームなのではないでしょうか。
プレイ時間:約1時間
ソニックアドベンチャー
チューチューロケット
フィールド上をレミングのごとく列をなしてやってくるねずみを、自分の
籠に導くゲーム。単純だがパーティプレイ向けの良いソフト。\2,800という
値段もも高く評価できる。
ただ結構神経を消耗するので長時間プレイするのは辛い。
プレイ時間:約1時間(未クリア)
デッドオアアライブ2
素晴らしい。前回のサタ−ン版にくらべ、格段に進歩している。バーチャ
2から一気にバ−チャ4+鉄拳2くらいになっている感じであろうか。TAG
の出来も素晴らしい。四人プレイができることや、控えのプレイヤ−の操作
から交代することもできることから、複数プレイがとても充実します。
こちらがあれば、バーチャ3はいらないかな、なんて思っていたりします。
プレイ時間:約10時間
東京都バス案内
まるでパソコンソフトというような渋いゲームになってます。風景とかも
忠実に再現しているようですが、東京都民でない私には分かりません。
私は、基本的に失敗の許されない類のソフトは苦手で、これをやっていると
クレイジータクシーが恋しくなります。セガの娯楽路線とは対局のソフトと
いう感じです
プレイ時間:約1時間(未クリア)
バーチャファイター3
期待された対戦格闘ゲーム。サターンで出すと言い張っていたが、結局
無理だったようです。申し分ない出来であると思うのですが、やはり、
なぜ2P対戦モードがないのかという不満が残ります。どうしても100%
以上の移殖を望んでしまう看板タイトルだけに、カプコンのような+αが
ない事がマイナスに見えてしまいます。付加要素のなさを除けば、お勧め
できます。でもドリームキャストのコントローラは不向きだよね。
プレイ時間:約5時間
バーチャロン
オラトリオ・タングラム
アーケードから移植された対戦格闘(疑似戦闘)ゲーム。元をやったこと
がないので移植具合は何とも言えませんが、やった感じでは申し分ないよう
です。ただPADのボタン設定がサターン時代と違和感のあるものになって
ます。これが良いのかどうかはまだ判断できませんが。
ケーブル対戦は申し分のない出来です。サターン時代の念願がやっと適い
ました
プレイ時間:約15時間(未クリア)
パワーストーン
実は対戦しかしてません。対戦で評価しますと、どうしても辛い評価を
してしまいます。建物内の3Dフィールドを縦横無尽に駆け巡りながら、
MD「ガンスターヒーローズ」さながらのアクション対戦をするのですが、
パワーストーンを集めてしまうと、避けようのない一定量のダメージを
与える攻撃モードになってしまい、対戦の楽しさを一気に奪ってしまいます。
なんかとてもカプコンの対戦とは思えないのですが。
で、本編の方はやってないので、評価できないです(^^;。
プレイ時間:約1時間(対戦のみ)
パワーストーン2
こちらも対戦しかしてませんが、前作とは違い、楽しめるものに仕上がっ
てます。建物内の3Dフィールドを縦横無尽に駆け巡りながら、アイテムを
奪って戦い合うのですが、ダイナマイト刑事のCMさながらの楽しみができ
ます。やはりカプコンです。いい仕事をしてくれます。前回のバンプレスト
ものかと間違うようなセンスはありません。
で、こちらも本編の方はやってないので、評価できないです(^^;。
プレイ時間:約2時間(対戦のみ)
bleem!ドリームキャスト
Grand Tourismo 2
凄い! プレイステーションのエミュレーターなんですが、遜色ない出来
です。まだPCのエミュレーターが実用的でなかったのに。
SCEの圧力で、GT2のみの対応ということでやっと製品化されたの
ですが、プレイステーションを超えているかも知れません。現在、bleem!の
開発は断念することになったらしいです。これが発売された時点で、セガが
この開発者らに打診し、サターンのエミュレ−ターの開発要請を出していれ
ば、ドリームキャストは互換性がなかったから云々などという声を封じる
ことができたのにと、悔やまれてなりません。…でも、サターンもソフト
出てないし、ドリームキャストも伸び悩んでいる状況で、今更という話では
ありますが。
フレームグライド
魔剣X
寺沢武一作のコブラのソード人を思わせる設定が唆られるものがあるが、
取りあえず3Dアクションにしましたという感じが物足りない。スピード感
に酔いしれるとか、64ゼルダとは言わないまでも、工夫されたギミックで
見せるとかの努力が欲しかった。
プレイ時間:約1時間(未クリア)
レンタヒーローNo.1
セガにはよくあることなんですが、昔のゲームをそのまま移植してしまう
んですね。レトロファンにはいいのですが、新しい客を取り込む事も考え
ないとゲーム業界そのものが廃れてしまうぞ。
シェンムーの時の技術の蓄積を活かして、3D化されているのですが、
ゲームの感覚はやぼったいところも含めて昔のままです。ストーリーもほぼ、
まんまです。それもまあいい感じとも言えるのですが、欠点がいくつかあり
ます。最後の話が、途中セーブが出来なくなる部分、中ボス等に対して特に
攻略方法が必要でない部分など、もう少し作り込んで欲しかったなと思い
ます。
プレイ時間:約20時間(クリア済み)
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コラム:セガの歴史
メガドライブについて。「真改造王」なる本に本体の値段の高さによって
普及しなかった旨が載っているが、これは誤りだ。メガドライブは発表された
当時「X68000のCPU単体の秋葉原価格よりも安い」と言われた機種なのだ。
ただCMキャラクタにいとうせいこう(当時は「ほんとこ」等のゴ−ルデンの
レギュラ−番組なぞ持っていなかった)を起用するなど、宣伝戦略の要領の
悪さはあった。
ドリームキャストの戦略の失敗について「互換性」を口にする人がいる。
でも、ちょっと待ってほしい。本来なら一年以上後に発売するはずの新機種
だったのだ。それがサタ−ン市場の縮小により、やむを得ず次世代機によって
状況を打破するしかなくなってしまった。それ故に、DVDドライブや互換性
を諦めざるを得なかったことを考えてほしい。それに互換性については、古く
から対応していたメーカーなのだ。SG−3000からマーク3への互換性も
あったし、マーク3からメガドライブの互換性もあった(要アダプタ)。一部
ではメガドライブは音のためにZ80を積んだと言われているが、どちらかと
いうとマーク3との互換性のためにわざわざ積んだと言った方が信憑性が高い
であろう。ただ、互換性に見合うだけのソフト資産が…ね。
・ドリームキャスト
・サターン
・メガドライブ
MARKV/MASTER SYSTEM
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