懐かしのパソコン
PV−2000
の世界






C83−BASIC Ver 1.0

Ready







ようこそPV−2000のせかいへ
.はるかなるおもいで    .PICTURE     .
.Oh!PV−2000     .りんくしゅう      .
CHOICE 0〜3?_





零: 遥かなる思ひ出


 時は1983年、8ビットパソコンが乱立し、MSXが世に登場する1年 前のことであった。当時中学生であった私には、その黒船的新時代の文明に 強烈な憧れを抱いていた。しかしパソコンは高価なものだった。私の全部の 貯金をはたいても中古のPC6001Mk2が買えるかどうかであった。 入門機も、MAXマシン、M5、JR−200、 ぴゅう太と¥59,800以上する時代であった。そのため、パソコンが 無いにもかかわらずマイコンBASICマガジンを読んだりして悶々と過ご していたのである。そして家庭用入門機パソコンの商戦が始まった。SEGA からSG−3000,CASIOからPV−2000楽がきが発売されたの である。そして正月を迎え、値段が手頃になるのを待ってお年玉と貯金を はたいて買ったのが、このPV−2000であった。その購入の決め手に なったのが、当時のテクノポリスという雑誌の現行パソコン特集のベンチ マークテストである。それによると¥29,800パソコンのうち、最速を 誇っていたのである。当時の私には、整数BASICの意味合いなぞ知る由 もなかったのであるが。
 マニュアルも入門機を前提としたものになっており、「ゲームをプログラム しよう」ということでBASICを覚えさせるものであった。しかし、データ の保存と、4KBしかないRAMメモリが壁となり、増設メモリとカセットに つなぐケ−ブルを買うはめになったのは言うまでもない。「やられた」と 思ったが、当時のものはそれが当たり前だったらしい。SG−3000は 別売りのROMを買ってBASICが初めて動くものだったようだ。今思うと メモリ16KBが¥9,800とはえらく高い買物だったように思う。まあ、 時代が時代なのだから仕方の無いことだが。
 このPV−2000はかなりぴゅう太を意識して作られたようである。お絵 描きモードにそれが表れている(しかしぴゅう太は触ったことがないので本当 にそうなのかはよくわからない)。そしてBASICマガジンにはPV−20 00のプログラムが載っていなかった。くやしい思いがしたが、ぴゅう太なら 移植できるとばかりに努力した覚えがある。しかしセルという背景に書き込ん だ8*8のキャラを動かす?ということができなくて、BASICマガジンに 掲載されたもののうち3分の2くらいしか移植できなかった。
 そしてある程度やり込むにつれ、そのBASICの遅さに不満を持つように なった。旧式ゲームのテニス(棒でドットを打ち合うレベルのもの)ですら、 がくがくと動くのである。この低機能さがZ80のマシン語に手を出させる ことになった。けれどプログラムで時間のかかる作業は表示である。それを 実現させるにはI/Oとかサブル−チンとかがわかっていないと使えないの である。「ならばROMを解析するしか無い」とばかりに、そのROMの内容 を画面に表示させるプログラムを作り、紙にひたすらメモをしていったので ある。逆アセンブルされたものが表示されることが望ましかったが、そこまで のプログラミング能力はないので、命令長ごとに表示させ、それをメモして いった。しかしアセンブラ解析するには16KBは広大であった。残念ながら メモするだけに終わってしまっている。
 とにかくまあ、このPV−2000を買ったことにより、BASICを覚え Z80のマシン語を理解し、後に兄貴にFM−NEW7やPC8801Mk2 TRを買わせたことは大きな功績であろう。そんな訳で、未来派感覚ソフト タッチキーボードがひび割れて所々剥がれてしまった現在でも、未だに捨て られずにいる思い出の品となっているのである。私のコンピューターの歴史 では、月面着陸に等しい1歩となっている。





壱: Oh!PV-2000 :詳細は資料室へ。
懐かしの廉価マイコン(パソコン)

 マックスマシンとRX78(GUMDAM)のスペック等について詳しい方、 RAMやROMの容量、BASICカートリッジの種類について教えてください。


メーカー/機種
\価格
Casio
PV2000
\29,800
Sega
SC3000
\29,800
任天堂
Family Basic
\14,800+\14,800
Commodore
MAX MACHINE
\34,800
Sord
M5
\59,800
Bandai
RX78(GUNDAM)
\59,800
Tommy
ぴゅう太
\59,800
National
JR100
\54,800
CPU uPD780(Z80A)
3.5MHz
Z80A
3.5MHz
6502 6502
Z80A
3.58MHz
Z80A
4.1MHz
TMS9995
MB8861(6800)
0.890MHz
ROM 16KB 0KB+?(BASIC-L3) 40KB ??KB 8KB 8KB 20KB(日本語G-BASIC) 8KB
RAM 4KB 2KB+16KB(BASIC-L3) 2KB 2KB 4KB 30KB(VRAM?KB) 4KB 16KB





弐: PICTURE


キーボード再生計画の写真があります





参: LINK集


Enri's Home PAGE
http://www2.odn.ne.jp/~haf09260/Pv2000/EnrPV.htm
 PV-2000の内部解析を行ったサイト。自分がやりたかったことが 結構進められてます。うーん、凄いよ。

Nostalgia
http://aizuma.hp.infoseek.co.jp/pv/pv1000.htm
 レトロハード&ソフトの老舗サイト。長続きしてますし、当時から資料 価値が高かったです。

TV GAME KAN
http://www8.plala.or.jp/tvgamekan/new_page_174.htm
 各機種の写真がうれしいサイト。

NAKAのお部屋
http://member.nifty.ne.jp/NAKA-HP/BOPASOGA.html
 最初のパソコンがPV−2000だったという思い出話が読めます。

EBOO's PAGE
http://www.bekkoame.ne.jp/~eboo/my.html
 この方も最初のパソコンがPV−2000だったそうです。

JUNBOW'S PAGE
http://www2.saganet.ne.jp/Junbow/about/pccom/pccomm0.html
 貴重なROM写真とともにPV−2000の姿が。

虎菊ワールド
http://www3.wind.ne.jp/toragiku/kopa/pv2000.htm
 PV−2000の本体の写真を見ることができます。すでに未来派感覚 ソフトタッチキーボードが変色し風化しつつありますが。








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