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栄華な 映画 の部屋  2005





2005.11.22 名古屋市公会堂 「エンパイア・オブ・ウルフ」
監督:クリス・ナオン
主演:ジャン・レノ、アーリー・ジョヴァー、ジョスラン・キヴラン
眠い。「ジェヴォーダンの獣」で懲りたが、どうもフランスの映画はわかりにくい。説明なくシーンが飛んだり、人が入れ替わったり。

2005.11.?? 愛知勤労会館 「イントゥ・ザ・サン」
監督:ミンク
主演:スチーブン・セガール、大沢たかお、寺尾聡、伊武雅刀、栗山千明
眠い。セガールの日本語以上につなぎがバラバラ。ラストに近づくにつれそれが強まる。日米中のコラボが見事にマイナス。

2005.10.21 名古屋中小企業センター 「Always 〜三丁目の夕日」
監督:山崎貴
主演:堤真一、小雪、薬師丸ひろ子
素晴らしい。まず最初の景色で作りかけの東京タワー、路面電車、汽車、オート3輪と舞台(背景にかなり拘っている。ちらっと映ったマツダのコスモスポーツ?なんか涙もの)の時代感覚を植付けてくれます。そして堤真一の素晴らしい演技、堀北真希の愛らしさと、魅力のちりばめ方が上手い。そして昭和物の泥臭さをほとんど感じさせないあたりもよいです。
かなりできがいいです。


2005.10.18 名古屋市公会堂 「DOMINO」
監督:
主演:
 名俳優の娘でトップモデルだった生活を捨て、バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)となったドミノ・ハーヴェイのノンフィクション物語。刺激的でクールな内容で上質な作りであろう。「メメント」がだめだった人は止めた方がいいかも知れない。
「契約書がない…。」から急激に物語は加速する。そう修羅場が始まるのだ。


2005.10.12 DVD 「猟奇的な彼女」
監督:クァク・ジェヨン
主演:チョン・ジヒョン
 「僕の彼女を紹介します」が2番煎じと聞いていたから、あんな感じだと思っていた。ところがこちらは無茶をせず、基本的な展開を踏襲して丁寧に作られている。 同じ監督の作品だと思うとびっくりするくらいに。


2005.10.07 DVD 「スチームボーイ」
監督:大友克洋
声優:鈴木杏(レイ)、小西真奈美(スカーレット)
 主人公(レイ)やおじいちゃんのセリフが、声優が…。
映像的にはなかなかだと思うけれど、セリフ回しが。鈴木杏とか役者とかを使っているけれど、結局声優的な音になっている。音だけで言えばスカーレット(小西真奈美)が気になるけれど、セリフ回しからすると主人公レイ(鈴木杏)に難を感じる。声優を変えるだけでもっといい作品になるような気がする。残念。


2005.10.01 DVD 「うずまき」
監督:Higuchinsky
主演:初音映莉子、フィーファン、大杉蓮
 ホラー。なんかギャグみたいだ。まあ、予算の都合から役者は仕方がないにしても…。うーん、ツッコミ所を楽しむというべきか…。


2005.09.24 DVD 「ああ、一軒家プロレス」
監督:久保直樹 原案:テリー伊藤
主演:橋本真也、ソニン、ニコラス・ペタス
 色物かと思えば意外と堅実な作り。タイトルから考えると、もう少しポップで少林サッカーのようなものが欲しいのだが、それを堅実さが邪魔をするようなところがある。ややダークな人間ドラマとSFホラーが入ったものになっている。格闘技・プロレスファンには涙もののキャストが凄い。映画的には橋本真也の遺作かもしれない。


2005.09.23 DVD 「僕の彼女を紹介します」
監督:クァク・ジェヨン
主演:チョン・ジヒョン、チャン・ヒョク
 韓国映画とはこういうものであろうか? 展開の薄味なベタな恋愛映画から一気にどんでん返し的な展開で流れが変わる。中国・韓国映画は「静」の部分の演出が弱く、場面場面の繋がりや複線の活かし方が弱い。繋がりのスムーズさを置き去りにして場面場面をスライドショー的に見せる。それでも、その割り切った強引さが役者に見入れば気にならなくなるという感じかな。


〜2005.09.23 DVD 妄想代理人 1〜6
監督:今 敏
声優:能登麻美子、飯塚昭三
 手の込んだミステリーのように見えたが、少年バットにまつわるショートストーリー集みたいなものだろう。ひとつのタイトルをたくさんの監督が作る作品集の逆版といったところか。
 メインの話は結局、都市伝説的なものというかドラえもんのダレ太郎なのだが、うーん。


2005.09.22 愛知厚生年金会館 「SEVEN SWORDS」
監督:ツイ・ハーク
主演:チャーリー・ヤン[楊采]
 眠い。
 中国韓国映画は「静」の部分の表現が甘い。その状態で派手なハリウッド輸入な演出を取り入れるもんだから、人物描写が甘くなる。人物が多すぎるのだから、もっと焦点を絞らないと。てっきりあの扱いにくい剣を授かった女性が主人公だと思っていたのに…。「HERO」「LOVERS」の監督だけある。
 一言で言うと中国版「風魔の小太郎」と言いたいのだけれど…。


2005.09.17 DVD 「下妻物語」
監督:
主演:深田恭子、土屋アンナ
 アイドル映画と思ったらどっこい、なかなか気の利いたよい趣向の映画である。モノローグ主体の前半からの流れや、最後のピンチそしてラスト。これほどの映画は邦画で年に1本もないのではないか。オススメ。


2005.09.?? DVD 「NIN★NIN」
監督:
主演:香取信吾、ガレッジセール・ゴリ
 丁寧に作られていて、大人も子供楽しめるであろう映画に仕上がっている。その辺りは、希に見る作品かも知れない。でも、ターゲットを絞っていない分、薄味な気がすることが残念。


2005.09.10 DVD 地獄甲子園
監督:山田雄大
主演:坂口拓、伊藤淳司
 B級なのは分かっているとして、結構普通の無茶な映画だ。よくこんなの作ったなと思った。ふと思い出してパッケージを見ると、原作があの「漫☆画太郎」だ。あの、あの、脅威の画で驚愕の中身の漫画で、週刊少年ジャンプで衝撃的なデビューを果たしたあの人だ。正直よくこんな企画を通したなと感心してしまう。原作者を考えれば原作に忠実な見事な映像化かも知れない。いや、ちとおとなしいかな。


2005.09.10 DVD 「スクール オブ ロック」
監督:リチャード・リンクレイター
主演:ジャック・ブラック
 タイトルから予想どおりの典型的な映画だった。取り立てて特別なものはないが、テンポがいいので気持ち良く見せてくれる。


2005.09.03 DVD 「世界の中心で愛を叫ぶ」
監督:行定勲
主演:長沢まさみ、大沢たかお、柴咲コウ
 眠い。ピッチャーに例えると、そこそこ球が速くても、球種もスピードもそしてコースも同じ球しかないのでは使えないという感じ。主人公がひたすら過去を懐かしむようなストーリーなのだがその一辺倒ぶりが×。
 ひととおり見て、柴咲コウは一体何者かと思い見直してみた。…引越しの荷物整理のときに懐かしの服から一本のカセットテープが…。
 服をしまうときはポケットの中身を出しておけよ。と突っ込みたくなった。


2005.09.02 DVD アップルシード
監督:荒牧伸志 原作:士郎正宗
声優:小林愛、小杉十郎太、松岡由貴
 全編CGのアニメ。プレイステーション2のポリゴンムービーを見ているようなリアルさと違和感がある。でもだんだん目が慣れてくるというか…、話が進むにつれて絵がよくなってきている。作り手がちゃんとわかっているのだ。というより同じクオリティで映像が作れないのかというツッコミもあるが。
 後半を見ればCGアニメもここまできたかと感じることができる。世界観に酔うことが出来ればいい作品です。


2005.02.28 愛知県勤労会館
「ローレライ」
監督:樋口真嗣
主演:役所広司、堤真一、妻夫木聡
 「終戦のローレライ」の映画化。ナチスドイツからの遺品の最新鋭潜水艦に従来のソナーの常識を覆す感知システムをもつ潜水艦で、3発めの原爆投下を防げという話。最初、実在のシステムかと思っていた…。
 役者陣の熱演が素晴らしい。夢中になれる。堤真一がここまでやると思ってみなかった。ピエール瀧もよい。また、リアルなCGによって白熱の艦隊戦を描くことができた。これなら「沈黙の艦隊」が実写映画化できるではないか。
 ただ細かいことを言い出すと突っ込み所満載なことが気になる。まあローレライシステムは話のメインの設定なのでともかくとして、補給はしなくてもいいのかとか、船内での瀬戸物の急須や湯飲み茶碗とかや、多少の矛盾やリアルは心のどこかに置いておこう。でも、北斗の拳のような内部爆発とか、飛び立った飛行機を側面からの砲撃で打ち落とすとかはどうかと思う。


2005.02.22 愛知県中小企業センター
「あずみ2 Death or Love」
監督:金子修介
主演:上戸彩、高島礼子、栗山千明
 まあ、続編。栗山千明は結局そういう役かあ。他にもパンクラスの謙吾などが出ていて、出演役者を主に見ていたような感じ。ロマンポルシェの掟ポルシェみたいな人が出ていたが、どうも違うみたい。


2005.01.25 愛知県中小企業センター
「着信アリ2」
監督:?
主演:ミムラ、瀬戸朝香
 よくも悪くも「リング」という映画の存在は凄かったんだな、と思った。まあ、秋本康原作だし、流行ものをコピーして集めてくっつけた感じ。食べ物に喩えると、口当たりはいいけど、噛み締めるものは少ないような気がする。サイコホラーは日本では死んだのか?








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