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栄華 映画 の部屋  2001





2001.12.15 名古屋シャープショウルーム
「エル・ドラド」DVD発売記念
監督:エリック・バーゲロン&ドン・ポール
主演:
 ディズニーアニメ。子供向けと思いきや、侮れない。どのシーンにも 魅力を盛り込んでちゃんと引き込んでくれる。映像で見せたり、キャラ クタで見せたり動きで見せたりと、申し分ない作りになっている。海を CGで本物そっくりに描いてみせたりもしていて、映像技術の進歩も 感じられる。見事な出来である。


2001.12.07 愛知勤労会館
「スパイ・キッズ」
監督:ロバート・ロドリゲス
主演:アントニオ・バンデラス、カーラ・グギノ、アラン・カミング
 平凡な生活を営んでいる家族は、実は有能なスパイだった。そしてその 両親が捕まり、子供たちが救出に行くという話。  親指人間サムサムなど、映像的に面白いものはあるのだけど、どこか 子供向けに割り切られたというか、子供だましのような感じが否めない。 生活などの静の部分をしっかり描いていないような気がする。その辺が 残念。


2001.11.14 名古屋勤労会館
「リベラ・メ」
監督:ヤン・ユノ
主演:チェ・ミンス、キム・キュリ
 衝撃的な映画で、画面に釘付けにされてしまった。
韓国の、ハリウッドに対抗できると言われた規模の、火災と放火魔との 争いの映画である。部分部分で見れば、何らかのコピーの集まり見えて しまう。友人も「バックドラフト」のコピーに見えると言っていた。 しかし、その組み合わせが、よくできている。特に放火魔の描き方が凄い。 そして"痛い"。
トラウマのシーンが辛く、刃物や火傷の残酷なシーンがあるので、そう いった場面が苦手な人は注意した方がいい。
それと知っている役者がいなくて、人物関係を捕らえるのに手間取った。 特にヒロインの役の把握が新聞記者と紛らわしかった。


2001.11.06 名古屋市公会堂
「スポッツ」
監督:
主演:
 マフィアに狙われることになった優秀な警察犬が、とある郵便配達人と 近所の子どもと共に過ごすことになった顛末記。子供向けではあるものの それなり楽しめるコミカルムービー。最初の郵便配達作戦の部分はどこへ 行ったと思ったら、ちゃんとクライマックスで使うあたりはツボを押さ えている。大作ではないけれど、それなりに見所のある映画である。


2001.10.01 名古屋中小企業センター
「ハンニバル」
監督:リドリー・スコット
主演:アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア
 前作「羊たちの沈黙」からずいぶんと変わったものになっている。まあ、 10年後という設定もあるが、何か戸惑いを感じる。基本的にとある富豪の レクター博士への復讐、現職警官の賞金ねらいという形で進行する。とある 人が「これはレクター博士の恋愛映画だ」と言ったような気がするが、なる ほどそう言えるのかも知れない。映像的な残虐シーンはそれほどなかったが、 あの脳みそを切り取って本人に食わせるシーンは「痛い」。
「記憶術」のあのイラストを見るたびに思い出されるようになった。


2001.09.21 名古屋中小企業センター
「エボリューション」
監督:アイハン・ライトマン
主演:デビット・ドゥカブニー、オーランド・ジョーンズ、ジュリアン・ ムーア
 隕石から急速に進化する生物が発生する。興味半分で調査を開始するが、 その驚異的な進化のスピードが地球を脅かすことに…。
 映像の技術が素晴らしい。CGの技術もここまで来たかと感心する。ただ、 コメディ路線に走った部分がB級っぽい。それでも、楽しませてくれるので 悪くはない。面白い。でも、その面白さと映像技術の感動が噛み合わない ような違和感がちょっとある。でも結果的に楽しいB級映画という感じで いい。


2001.09.17 名古屋中小企業センター
「スイート・ノベンバー」
監督:パット・オコナー
主演:キアヌ・リーブス、シャリーズ・セロン
 これといった売りのある映画ではあるが、なかなか楽しめた。仕事を失敗 した男が11月の1ヶ月間だけ恋人になってくれと女性から言われる物語 なのだが、その女性の得体の知れなさ?がこの映画の魅力なのだろう。


2001.09.05 名古屋中小企業センター
「ファイナル・ファンタジー」
監督:坂口博信
主演:
 美しい映像。さすが「G−SAVOUR」とは違う。でもそれは静止画的 な良さであろう。良い映像であっても良い映画とはちょっといいにくい。 スクリーンの前に2時間近い時間、客を拘束するメディアとしての対処が なされていない気がする。ゲームの演出のスポットムービーならばこれで 十分であろうが。


2001.05.22 名古屋芸術創造センター
「チャーリーズ・エンジェルズ」
監督:マックジー
主演:キャメロン・ディアス、ドリュー・バルモア、ルーシー・リュー
 きちんと作ったアクションコメディ。次々と変装をしてお約束的な場面 を見せてくるし、お色気もあり、アクションもマトリックスばりである。 娯楽を追求するとはこういうもんだろ、というくらいに魅せてくれる。
 欲を言えば、エンジェルたちが、あと10歳…、5歳でいいから若く あって欲しかった。だってそういう映画なんだから。


2001.05.15 愛知厚生年金会館
「メトロポリス」
監督:りんたろう 原作:手塚治虫
声優:
 映像的には素晴らしいと言えるのだが、エンタティメントとしてはどう だろう。昔から馴染んだ手塚作品と言う事もあり、ストーリーは一般的で ある。悪くはないのだが、何かが足りない気がする。
 映像の演出で気になるのは、いかにもCGを使いましたよということ だろうか。ポリゴンを部分的に使用するのは悪くないが、ズームイン・ ズームアップを多用すると、ゲームのポリゴン・ムービーの用に見えて しまう。アニメは、それとは差別化を計らなければならないと思う。


2001.04.26 名宝会館(舞台挨拶あり)
「ムルデカ 17805」
監督:藤由紀夫
主演:山田純大、保坂尚輝
 素晴らしい。この映画はインドネシアの独立に協力した敗戦後の日本兵の 物語である。戦争映画というと暗く重く作りがちだが、この映画はそうでは ない。そのさじ加減が絶妙である。かと言っても描くべきところはちゃんと 伝わるように描かれている。
 メディアに乗っかる以上、演出された物語である。しかし、大戦勝利者に よって語られたものだけが歴史であるという訳ではないことを、今一度考え たい。


2001.04.23 名古屋中小企業センター
「LOVE SONG」
監督:佐藤信介
主演:仲間由紀恵、伊藤英明
 終わってみれば古典的な恋愛映画だったが、良かった。安直でなく丁寧 に作られていることに好感が持てる。素晴らしいという褒め方はしようと 思わないが、いい感じの映画だなと言いたい。
 敢えて難点を挙げれば共演者の年齢差もあってか、仲間由紀恵が高校生 に見えないということか。


2001.04.16 名古屋中小企業センター
「花様年華」
監督:ウォン・カーウァイ(王家衛)
主演:トニー・レオン(梁朝偉)、マギー・チャン(張曼玉)
 香港映画。音楽といい技術といい古臭さを感じる。また変化のなさも 退屈。技術の進歩によって失われた工夫を一部感じるものの褒めきれない。 1時間半は長い。


2001.04.11 愛知勤労会館
「タイタンズを忘れない」
監督:
主演:デンセル・ワシントン
 やや真面目すぎる映画。人種差別問題の根深さ、根拠のなさが良く分かり、 それを扱う以上は軽い内容にはできないことは分かる。でもどこかに遊びが 欲しい。特にフットボールチームの話なので、面白いキャラを用意しても 良かったのでは。娘役の熱演が光る。


2001.04.10 名古屋芸術創造センター
「天使がくれた時間」FAMIRY GUY
監督:ブレッド・ラトナー
主演:ニコラス・ケイジ、ティア・レオーニ
 ビラの説明通りの内容で、ひねりはほとんどないが、結構良かった。 何故良かったかと考えてみると、じらし加減にあるように思う。予想通り に安直に展開するのではなく、微妙にじらして結果的には予想通りに なる。その加減の微妙さが良かったように思う。
娘の台詞「地球へようこそ。」はとても良かった。


2001.03.14 名宝劇場
「サトラレ」
監督:本広克行
主演:安藤政信、鈴木京香
 設定から、最初はサトラレの特性によるコミカルなトラブルシーンを描き、 最後はサトラレの存在の悲しさを描くんだろうな、と思っていたら、ほぼ、 まんまでした。まあ、最後はハッピーエンドだったのですが。
 感動的なシーンは結構引き込まれるのですが、設定に拘りが足りず安直 な感じが否めないところが残念でした。まあ、結構無茶な設定を映画にする のだから仕方がないのかも知れません。
 政府の命令で2人で無人島に行くシーンがあり、そこでサトラレ1号と 出会うのだが、鈴木京香の役がサトラレの存在について考え直すきっかけ とだけしか描かれていない。政府の命令である以上、その出会いは必然で あったはずなのだ。その辺にもっと深いテーマを描く余地があるのだが、 あれだけで終わらせてしまったのは残念。
 この映画のTVCMは、主人公が涙を流すシーンが使われているが、 あれはまずいんじゃないかな。まあ、狙って涙の意味を誤解させている のかも知れませんが。


2001.01.31 名古屋グランド6
「レッド・プラネット」
監督:アントニー・ホフマン
主演:ヴァル・キルマー
 素晴らしい。あのロボット犬エイミーの動きがすごい。あのコンパクト な状態からの変形、四つ足動物としての走り、そして戦闘ヒューマノイド への変形とその動き。これだけで元は取れます。そして火星にあんな生物 がいたという設定。ああいう架空設定は好きです。
 全体的にゆるりとしたテンポですが、それほどは悪くないです。百数日間、 過ごす宇宙船にキャプテン女性ひとりとか、あの大気条件で夜は−47℃ とか、突っ込み所はありますが、ハリウッド映画に何故という言葉は 使ってはいけないということで目を瞑っておきましょう。


2001.01.26 松竹座グランド1
「溺れる魚」
監督:堤 幸彦
主演:椎名桔平、窪塚洋介
 「ケイゾク」の監督の作品だが、特殊映像・特殊表現はほとんどなく、 娯楽に徹していて楽しめる映画になっている。まあ、TVドラマの映画版 みたいな雰囲気になっているが、それはそれでいいだろう。 ただ、仲間由紀恵にもっと何かやらせてもいいのではと思った。


2001.01.22 丸栄カーネーションホール
「シェンムー・ザ・ムービー」
監督:鈴木 祐
主演:−−−−
 思ったより見られるものになっていた。ただゲームをプレイした人 にはゲーム場面の編集でしかないようだが。ゲームの映像技術の向上 を改めて感じたのだが、映画としては評価しにくい。CGがいくら現実 に近づいても、それはそれまででしかないから。まあ、海外販売の ためのプロモーションフィルムという存在であろうから、目的は達成 されていると思う。


2001.01.18 名古屋芸術創造センター
「狗神(イヌガミ)」
監督:原田眞人
主演:天海祐紀、渡部篤郎
 何を望んで作った映画なのかが分からない。客を感動させたいのか、 怖がらせたいのか。カルト的宗教をもつ一家とその村との葛藤を描いて いるのだろうが、作り手の主張が感じられない。ビラの宣伝文句を見直 してみても、それを強く感じる。元は小説なのだろうが、やはり小説で 読んだ方が面白いだろうなと思えてしまう。役者の演技とかは、決して 悪くなさそうなのに。


2001.01.12 名古屋市公会堂
「アヴァロン」
監督:押井 守
主演:マウゴジャータ・フォレムニャック
 映像の特殊性もオープニングで終わる。後は地味な押井ワールドが 広がる。渋いが作り手の主張が分かりにくい。クラスSA!?の世界を、 ああ描いてしまったのは…。
ネタバレ↓
あのCLASS_REALは、実世界でアッシュにターゲットを処分させること で、犯罪者としてアッシュを処分することが目的かと思った。しかし、 そこは完全な仮想世界として描かれていた。最後のシーンは、ゴースト を狙撃し、次のCLASSへ進んでいくのであろうという形であった。結局、 仮想世界を追い続ける者は、ひたすら仮想の世界を進み続けていくので あろうか。
なんか昔、「紅い眼鏡」というものを観たことがあるが、あれもよく 分からんかった。



2001.01.10 
「追撃者」GET CARTER
監督:スティーブン・ケイ
主演:シルベスター・スタローン
 なかなか、渋くていい映画である。ただ、ストーリーとかここが売り とかがこれと言ってない。映像に特殊な効果を取り入れているとの触れ 込みだが、どんな効果をねらったのか不明である。それに特撮ヒーロー 物で使われている手法なので、新しさも感じられなかった。



おまけ TV観賞
「CUBE」
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
主演:
 不条理な世界の映画。得体の知れないトラップに閉じ込められた 人達の、脱出劇。その世界観から、5分見てなんじゃこりゃと思ったら 見るだけ時間の無駄である。興味が続けば、なかなか見ることができる 映画である。事件や事象の展開が、なかなかバランスがとれていて楽し ませてくれる。








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