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セリフで見るストーリー

●第1章

●第2章

●第3章

●第4章

●第5章




●第1章
メンデス
「デュルデュル。君のおかげで助かったよ。俺達は、ホラホラ星から やってきた、6人組のバンドなんだ。」
ワリィ
「グジュグジュ、ホラホラ星で、とってもヒドイめに遭ってさ、ブシュ ブシュ。」
バム
「それで、宇宙船で逃げ出したんだけど途中で演奏に夢中になり過ぎて、 気が付いたらこの星にドッカーン!てわけ。」
アビビ
「まったく、もうバムったらドッカーンじゃないわよ。本当にビックリ したんだから。」
カルーン
「見知らぬ星に墜落してさあー、途方に暮れてたんだ。いやー、君が現れて くれて本当に助かったよ。」
クラウス
「あーっ!俺達の楽器!!」
カルーン
「しまった!壊れた宇宙船から逃げ出すのに必死で、命の次に大切な楽器 を忘れてきちまったよ。まいったな。」
バム
「俺達としたことが…。情けない…。」
メンデス
「ねえ、君。楽器を探しに行きたいんだけど…。え、長老の許しを得ないと この村から出られない?うーん、それは困ったな。」
クラウス
「楽器さえあればなあ…。」
ワリィ
「グジュ、グジュ。君たちが聞いた事もない素晴らしい音楽を聞かせてあげ られるのにな。ブシュブシュ。」
メンデス
「ねえ、君。こんな事を頼むのも申し訳ないんだが、宇宙船から俺達の楽器 を取ってきてくれないか?」
メンデス
「そうか!行ってくれるのか。ありがとう、恩に着るよ。」
BR> スライ婦人
「夕べの大きな音はなんだったんだろうねえ。うちのひとったら、空から 星が落ちてきたなんていってたけど。悪い事でも起きなきゃいいんだけど ね…。」
エリス
「あなたが連れてきた6人の人たちって、同じ人間とは思えないけど、 結構面白い人達ね。きっと悪い人達じゃないわね。」
村長
「フォッフォッフォッ。お前さん、また村の外に出たのじゃな。困った奴 じゃのう。センリツを覚えるまでは、外に出てはいかんと言っておるだろう。 フォッフォッ。まあ、良い。それはそうと、お前が連れてきたあの6人、 いや6匹か。悪者とは思えぬが、用心に超したことはない。お前の家から 一歩も外に出してはならんぞ。いいな。」
番人
「センリツを覚えていない者は、通す訳にはいかん。長老様のご命令だ。」
スライ
「おお、お前か。昨日の晩はビックリしたなあ。俺、見張り役をやって ずいぶんになるけど、昨日のように星が空から落っこって来たのは初めて 見た。」
「そうだ。俺、家に弁当を忘れてきてな。悪いけど俺のかみさんのとこ 行って、弁当持ってきてくれるように言ってくれねえか。悪いな。」
スライ夫人
「あら、いけない。あの人ったらお弁当忘れて…。」

長老
「わしは調べ物があるでな。おとなしくしておるのだぞ。」
エリス
「そう、どうしても行くのね。全く、お人好しなんだから。でも、あなたの そういうとこ、好きよ…。よし、本当はいけないんだけど、ポコのセンリツ を教えてあげるわね。それと、このスティックも持って行って。」
「ポコのセンリツだけでは狂暴なモンスターには敵わないわ。あまり遠く に行かないようにね。」
番人
「あれえ、お前、いつの間にセンリツを覚えたんだ? …ま、いいかぁ。 通ってよし。」

洞窟の地点
「少年よ。ここはお前のような者が来るところではない。そうそうに 立ち去れ…。」
「宇宙船の残骸を調べた。…しかし、楽器は見つからなかった…。…!  宇宙船のそばに何か光るものがある!!」
「力の腕輪を手に入れた。」

番人
「お、ま、えー…。ズルをしてセンリツをお、ぼ、え、た、なー…。 とんでもない奴だ!!お、し、お、き、じゃー!!」
エリス
「大丈夫?」
長老
「フォッフォッ。まったくけしからん奴だな。ズルをしてセンリツを 覚えるとは。そこまでして外に出たいのか。」
エリスも
「私がいけないの!!! この人は悪くないわ!」
「あら、その腕輪は…。」
長老
「そ、その腕輪は、ヘヴィメタ村の連中がしているものではないか。どこで それを手に入れたのじゃ…。そうか、楽器を持ち去ったのは、ヘヴィメタ村 の連中かも知れぬな。あの6人のことといい、伝説にある邪悪なる楽器の 目覚めと何か関係があるのかも知れぬな。」
エリス
「邪悪なる楽器?」
長老
「うむ。お前たちも知っているとおり、偉大なる先祖たちは、全ての人々が 音楽によって分かり合い、手を取り合う平和な世界を作ろうとしたのじゃ。 その使命は、今も我々に受け継がれておる。じゃが、伝説はこう語っておる。 邪悪なる音楽が目覚め、世界に破滅と混乱をもたらす日が訪れる。そのとき、 わしらの音楽が試されるだろう、とな…。この村の西のレアの洞窟に行って 参れ。もしも、お前が選ばれた者ならば…。まあ、よい。行けばわかる ことじゃ。ファンキーホラーバンドとやらも一緒に連れていくがよい。彼ら の不思議な力を借りるのも良かろう。」

メンデス
「やった!長老の許しを得られたのか。よし、早速レアの洞窟に行こう。 そうしたら俺たちの楽器を探すのを手伝ってくれるんだね。」
「全員で手伝いたいところだけど、大勢で行ったら却って迷惑がかけてし まう。この中からレアの洞窟へゆく者をひとりだけ選んでくれないか。」
メンデス
「俺はメンデス。ファンキーホラーバンドのリーダーさ。知性だったら、 誰にも負けないぜ。」
Yes 「よし。さあ頑張るぞ。」
No「後は頼むぜ。」
バム
「俺はバム。ごはんをたくさん食べるから、力じゃ誰にも負けないぜ。」
Yes 「よっしゃ。飯もいっぱい喰ったし、大暴れするぞー。」
No「頑張ってこいよ。期待してるからなあ。」
ワリィ
「グジュグジュ。僕はワリィ。瞬間移動なら得意だよ。ブシュブシュ。」
Yes 「僕、一生懸命やる。」
No「頑張ってね。グシュグシュ。」
アビビ
「アチシ、アビビ。イチゴミルクと歌を歌うのがだーい好きなの。」
Yes 「バジャップ。アチシ、頑張っちゃう。」
No「ありがとう。応援するから頑張ってね。」
カルーン
「俺はカルーン。得意技はギターの速弾きさ。速さだったらホラホラほし 1番、いや銀河系1番だぜ。」
YES 「待ってました。この俺が加わったならもう天下無敵!矢でも鉄砲でも 持ってこいってこった。」
NO「イヤッホー。ゆっくり休むぞ。」
クラウス
「…俺、クラウス。…話すのは得意じゃないけど、傷の手当だったらなん とか、できるかなあ。」
Yes 「俺、頑張る。」
No「…あ、ありがとう。」

番人
「何事も、清く正しく、ウラワザなどは使わずに、胸を張って歩くのだぞ。」
レアの洞窟地点
「どこからともなく声が聞こえてきた。選ばれし者よ。よくここまで辿り 着いたな。おまえにリアンのセンリツを授けよう。」
長老
「リアンのセンリツを覚えてきたのか!ウム、伝説が現実になるときが来たの かも知れぬ…。もしかしたら。この6人がその鍵になるかも知れぬな。お前たち、彼らが楽器を探すのを手伝ってあげなさい。」
「ヘヴィメタ村で、その腕輪の持ち主を探してみたらどうじゃ?」

ヘヴィメタ村入り口の人
「ええーっ!!あの怪物をやっつけたのかい?あんた達見かけによらず強いんだなぁ。おっと、こうしちゃいられない。もう怪物はいないって、みんなに知らせなくっちゃ。」
「お陰で安心して橋を渡れるよ。」
リーサ
「あんた、よそもんだね。おっと、気をつけな。無闇にあたいに近づかないほうが、身のためだよ。」
子分
「おいらは、ヘヴィメタ村いちの暴れん坊ボジオ兄貴の2番目の子分だ!兄貴の居ない間、留守番だあ!」
リーサ
「聞いたよ。あんた、あのモンスターをやっつけたんだって。見かけによらず、なかなかやるじゃないか。そこを見込んで、あんたに頼みたいことがあるんだ。ボジオを、ボジオを懲らしめてやってくれないか?あいつのせいであたいは…あたいだけじゃなくて村の人たちだって、みんなヒドイめに合っているんだ!もう、この村じゃあいつに敵う者はいないんだ。頼むよ。あいつの居所は酒場にいるバイっていうボジオの弟分が知っているはずだよ。」
酒場の客
「ん?バ、バイだって!!…カウンターの右隅で酔いつぶれているのが、ボジオの弟分のバイさ…。悪いことは言わねえ、あいつらには近寄らないこった…。」
バイ
「ヒック。…酒だあ、酒持ってこい…。ウーイ、ヒック。」
酒場の親父
「ボーヤ、案外、度胸があるじゃねーか。あんなやつに酒をおごってやることなんかねえけどなあ…。ま、いいか。そらよ、持ってきな。100ゴールドだ。」
バイ
「おお、これこれ。飲めば命の泉湧くってね。…ヒック。…ありゃ、もうねえや、なんでえ。…大体よお、近ごろの兄貴にはついていけねえよ。…リーサの姉御だって、ヒック、気の毒だよ…。盗んできた楽器だって、港町に売りにいっちまうし、ヒック。俺の言うことなんか、ちっとも聞いてくれやしねえ…。バカヤロー、…もう、どうなったっていいや、クソッ。」

港町町人
「この町から船が出るはずなんだけど、とっても気まぐれで、次はいつ来るかも分からないですぅ。」
ボジオ
「なんだー、お前ら。何ー、楽器だあ?この楽器はなあ、俺が見つけたんだ。こいつが欲しけりゃ、腕ずくで取ってみな。」
ナレーション
「ボジオ、圧倒的な強さ。」

リーサ
「大丈夫かい?あたいが、あんなことを頼んだばっかりに…。ここかい?あたいの家さ。バイが知らせて気絶しているあんたを、二人がかりでここまで運びこんだんだ。本当に、ごめんよ。…ボジオの奴ひどいことを…。あ、あら、その腕輪…。それは、ボジオが持っていた力の腕輪だよ。その腕輪はね、それを付けた者だけが、パワースレイブの洞窟に入ることができるんだ。そう言えば、ボジオはそこに何か隠してたみたいだけど…。もしかしたら洞窟で、ボジオに対抗できる力が見つかるかもしれないよ。」
パワースレーブの洞窟地点
「どこからともなく声が聞こえてきた。選ばれし者よ。よくここまで辿り着いたな。おまえにダブダのセンリツを授けよう。」
リーサ
「そうだったのかい。あの洞窟にはボジオの隠した楽器だけでなくて、そんな秘密が隠されていたんだ。今のあんただったら、きっとボジオに勝てるよ。あんたが洞窟に行っている間にも、ボジオは村の人達にひどいことばっかりしているんだ。今度はあたいも一緒に行くよ。」
ボジオ
「まーた、懲りずにやってきやがったな!そこにいるのは、リーサじゃねえか。お前まで俺に刃向かうのか。」
リーサ
「あんたの乱暴を、もう許せないのさ。これ以上、あんたの好き勝手にさせないよ。」
ボジオとの戦闘に勝利する。
リーサ
「お願い、もうやめて。あたいは、あたいは昔のボジオに戻って欲しかっただけなんだ。」
ボジオ
「あれ、リーサ。…俺、どうしたんだ?」
リーサ
「ボジオ…。」
ボジオ
「そうだ、夢の中で何か不思議な音楽を聞いてから気持ち良くなって…。それで、何か自分が偉くなったような気がして…。
俺、どうかしてたんだ。楽器?ああ、これ(ドラムセット)かい。もちろん返すよ。他の楽器はジャマダゴ島から来ていた商人に売っちまった…。本当に悪いことをしてしまった…。俺は村のみんなに、今までの罪の償いをするつもりだ。でも…みんな許してくれるだろうか…。」
リーサ
「許してくれるまで、村のみんなのために一生懸命尽くそうよ。あたいも、手伝うからさ、ね。」
バイ
「兄貴、良かったなあ。俺も手伝うよ。」
ボジオ
「みんな…。」
こうして改心したボジオは、村の人達の幸せのために尽くすことを誓った。酒浸りだった弟分のバイも、ボジオと一緒に真面目に働くことを約束した。リーサの瞳からは、うれし涙がいつまでもいつまでも流れていた…。
楽器を見つけたら必ず会いに来ると約束し、ジャマダコ島に向かった…。



●第2章
ジャマダコ島。ウェラー卿の館。ウェラー卿が言うことは「ラスタ草を手に入れよ。されば問に答えよう。」であった。メイドの話では「薬草は恐ろしいドラゴンに守られているのです。」とのことだった。
人の顔の形をしたダンジョンの入り口が、そう口が開き、中に入った。ダンジョンを抜け、谷間に辿り着いた。そこには、ラスタ草が生えていた。その草に手を伸ばした瞬間、ハマードラゴンが現れた。口から火を吐くハマードラゴン。
ギターを手に取り、ファンキーホラーバンドと共に演奏を開始する。「俺の曲を聞け。」
ハマードラゴンは曲にあわせて踊り始めた。よし、この調子だ。ついにハマードラゴンは踊り疲れて倒れた。
ラスタ草を持ち帰り、ウェラー卿に報告をする。ウェラー卿には一人息子が病に伏せていた。ラスタ草から薬を抽出し、病の息子に与えてみる。
ウェラー卿は言った。「息子の命は救われた。これ(ベース)は君達にお返しする。」



●第3章
カルーン「イエーイ、今度は俺と一緒に行こうぜい!俺と一緒なら百人力だよ、ほんと。」
YES 「待ってました。この俺が加わったならもう天下無敵!矢でも鉄砲でも持ってこいってこった。」
No「ばんざぁい!休みだ、休みだ。」
クラウス「…お、俺…あんまり乗り気がしないんだけど…それでも、一緒に行く?」
Yes 「俺、頑張る。」
No「…あ、ありがとう。」
メンデス「俺はもう限界なんだよ!頼むから代わってくれ。」
ワリィ「グシュグシュ、次は僕と冒険に行くかい?」
Yes 「僕、一生懸命やる。」
No「がんばってね。グシュグシュ。」
バム「今度はオレと冒険に出ようぜ。」
Yes 「よっしゃ。飯もいっぱい喰ったし、大暴れするぞー。」
No「頑張って来いよ、期待してるからなあ。」
アビビ「今度は、アチシを冒険に連れてって。」
Yes 「バジャップ。アチシ、頑張っちゃう。」
No「あぁ、ママに会いたいな。」

水夫
「着いたぜ。ここボサノビッチ地方は、少し前までは随分と豊かな土地だったんだけどな…。王様がなくなってから、恐ろしいことが次々と起こってよ。土地も、人の心もすっかり荒れ果てちまったい…。おっと、グチ言っちまったな。勘弁してくんな。また船に乗ってくれよな。」
村人
「うちの人の船はどうでしたか?ここから、北に行くとセルソの町です。」

セルソ町人
「こう毎日良くないことが続くと、離れて暮らしている弟が心配だなぁ…。」
側近
「町長様はとてもお心を痛めておいでです。」
側近
「お城の方から、時折恐ろしい声が聞こえてくるって知ってます?」
ジムモリ
「あなたがたは旅の方ですね。私がこのセルソの町の町長、ジムモリと申します。その昔、この地方は平和な土地でした。ところが、今や忌まわしい出来事ばかり起こる、呪われた土地となってしまいました。悪いことは申しません。早く立ち去られるのがよろしいでしょう。」
「この土地が呪われた土地となったのは、王様が亡くなった後、大臣のコリンズがこの土地を治めるようになってからです。王の忘れ形見スティーブ王子が、正式に戴冠式を行うまでの間ということで、大臣がこの土地を治めることになったのですが、それからというもの次々と恐ろしいことが起こっています。先日も、お妃候補のワトリー嬢が、行方知れずになってしまいました。ワトリー嬢の父君ジョビン様もすっかり落胆されてしまって…。大臣も以前は、よくこの町へいらっしゃったのに、最近はスティーブ王子ともどもお城に籠りっきりです。ああ、わがセルソの一体どうなってしまうのだろう…。」

町人
「楽器を探しているんだって?そう言えば、雑貨屋の親父が珍しいキーボードを仕入れたとか…。」
雑貨屋
「え、楽器でございますか?ええ、確かにジョビン様のご注文で、不思議なキーボードを仕入れました。え、そのキーボードでございますか?ええ、先日ジョビン様にお届けしてしまいました。」
ジョビン
「誰だか知らないが、帰ってくれないか。私は誰とも会いたくないのだ。」

漁師
「海は魚がいなくなっちまうし、湖は沼地になっちまうし…。ここに残ったのはもう、俺独りだ…。」
不明「あんちゃんはどうしているんだろうな…」
「え、あんた、セルソの町のあんちゃんに会ったんか?そっか、あんちゃん元気にしてたか。よかった、よかった。あんた、よかったら一晩泊まってきなよ。」
「あんた、オバケって信じるかい?…この間、西の沼地に行ったら見たこともない大岩があって、女の鳴き声みたいな音が聞こえたんだ。気味が悪くて2度と行ってないけどな…。おっと、もう寝ちまったかい?」
「よお、よく眠れたかい?道中、気をつけてな。」
「あんちゃんに会ったら、よろしく言ってくれな。」

岩の女
「誰か…誰か、そこに居るのですね?良かった…。わたしの声は、もう普通の人には聞こえなくなってしまいました。私はワトリー。セルソの町のジョビンの娘です。見知らぬ人よ。どうか聞いてください。オルフェ城の地下深く封印されていたデーモンが復活したのです。この地方に次々と起こる忌まわしい出来事は、みんなそのデーモンの成せる技なのです。センリツ使いの一族である父と私は、いち早くデーモンの復活に気づき、不思議なキーボードの力を使ってデーモンを再び封印しようとしたのですが、力及ばず破れてしまいました。父は辛くも逃げ延びましたが、私はキーボードと共に、ここに幽閉されてしまったのです。私の体は、もう半分以上岩となってしまいました。まもなく声を出すこともできなくなってしまうでしょう。父にすら聞こえなかった私の声が、聞くことができたあなたは、もしかしたら選ばれし者?あなたにコンボディのセンリツを託します。お願いです!どうか父と共にデーモンを倒してください。そして、王子を…スティーブ王子を助けて…。」
「お願いです…。お願いです…。」

城の衛兵右
「本当のことを言うと、僕達も城の奥には入れてもらえないんですよ。」
城の衛兵左
「スティーブ王子の命令で、誰も通す訳にはいかん!」

ジョビン
「ワトリー、ワトリーなのか?」
「君は?どうしてコンボディのセンリツを知っているんだ?そうか…。ワトリーは岩に閉じ込められているのか…。私の力では娘を助けるどころか、声を聞くことすらできない。何もできないのだ…。私はダメな父親だ。あいつは…強大な力を持ったデーモンだ。私は恐ろしくて…。自分だけが逃げ出すので精一杯だった。許してくれ、ワトリー。許してくれ。」
アトリー
「そうですか…。父はそんなにも弱気になっているのですか。無理もありません。父はもう年です。王と共に戦った頃の半分の力もないのですから。最期の力でデーモンの弱点を探してみます。これが私にできる最後のことになるでしょう。どうか、後のことはお願いします。」
「分かりました。デーモンの力は、まだ完璧ではありません。城の北側の壁は幻です。そこから城内に入って、デーモンの真の姿を探してください。そして…王子様に…私の想いを…伝え…て…。」
「大岩は静まり返っている。微かにワトリーの鳴き声が聞こえるような気がした。」

衛兵
「城の奥から、ときどき恐ろしい声が聞こえて…。」

コリンズ
「な、何者だ。な、な、なんと、デーモンの幻影を破って来た。ど、どうか構わんでくれ。こうなったのも私が、私が犯してしまったことの当然の報いなのだ。わ、私は、ワトリー姫のあまりの美しさに、大臣としての職務を忘れて…ああ、王子、お許しください!スティーブ王子に嫉妬してしまったのだ。そのとき、心の中に聞いたこともない音楽が聞こえて…。気がついたら、気がついたら、あの恐ろしいデーモンの封印を解いてしまっていた…。おお、私はなんてことをしてしまったんだ!我に返ったときは、す、既に手遅れだった。奴はスティーブ王子に乗り移って、私をここに閉じ込めたのだ。せめて奴と刺し違えて死ねれば良かったのだが、この体では…。王様、申し訳ございません。」
アビビ「このままじゃ、命が危ない!取りあえずセルソの町に運ぼう。」
スティーブ
「そうはさせぬ。わしの城にコソコソと入り込み何を企んでおるのか知らぬが、全て無駄なことだと思い知らせてやろう。」
ジョビン「(主人公)君。大臣。」
スティーブ
「くっ、邪魔が入ったか。まあよい…。お前らなど、いつでも消し去ることができる。せいぜいその時まで楽しむがよい。」

ジョビン
「気がついたか。私は恥ずかしい。君達やワトリーが命を懸けて戦っているというのに…。デーモンは私には近づきたがらない。実は私には最後のセンリツが残されているのだ。あのときこれを使う勇気があれば、ワトリーは捕まらずに済んだのに。センリツ使いのジョビンの名において命ずる!”デフォルテ”出でよ、デーモン!!」
デーモン
「こ、これは召喚のセンリツ。やりおったな、ジョビン。だが、その年老いた体が、このわしの邪悪なる魂にどこまで耐えられるかな?」
ジョビン
「今だ!私の体と共にデーモンを倒すのだ!」
「ぎゃあああああああああああああ。」
ジョビン
「に、逃がしたか…。だが、奴は手傷を負っている。倒すのは今だ!」

スティーブ
「例を言うぞ。不覚にもデーモンに取り憑かれてしまった…。だが、今なら分かる。デーモンの心臓が地下の隠された扉の奥にある。その心臓に止めを刺すことができればデーモンは消滅するはずだ!」
デーモン
「のこのことやって来たな。愚かな人間どもめ。望むなら最後のケリをつけてやろう。」
スティーブ
「ワトリー、ワトリー…。どうしたのだ、デーモンを倒したのに。」
ジョビン
「岩と化していた時間が長すぎたのです…。」
スティーブ
「そんな…。ジョビン、元に戻す方法はないのか?」
ジョビン
「私の知る限りでは、…ありません。」
スティーブ
「大臣。僕は今から、ワトリーを元に戻す方法を探しに旅に出る。その間、改めて国のことはよろしく頼む。」
コリンズ
「いえ、王子。今の私には、国を治める資格などありません。」
スティーブ
「ワトリーにばかり夢中になって、みんなの気持ちを考えなかった僕にだってその資格はない。大臣!今度こそデーモンなどにつけ込まれないように、しっかり国民と国土を守ってくれ。」
コリンズ
「王子…、分かりました。王子がお帰りになるまでに、この私の命に換えてもきっと守ってみせます。」
スティーブ
「君らにはなんとお礼を言ったらよいか。その勇気と力を見習って、今度は僕がワトリーのために戦うよ。願わくば、いつかこの借りが返せる日が来ることを。さらばだ!!!」
こうしてスティーブ王子は、ワトリーを直す方法を見つけるための旅に出た。
封印されていたメンデスのキーボードを手に入れた主人公は、ストレイタウンのペイジー男爵が不思議なギターを持っているという噂を大臣コリンズから聞き、一路ストレイタウンに向かった…。



●第4章:TRACK03
ストレイタウン。強制土木労働をさせる、街の支配者ペイジ男爵。人々は、ギターを渡し、街の運命を少年(主人公)に託した。ギターを持って男爵に挑む。赤い剣で迎え撃つ男爵。剣を振りおろす男爵。少年の右腕をかすめる。ずいと躙り寄る男爵。尻もちをつき、男爵を見上げる少年。とっさにギターを構える。それを見すえ、にやりと笑う男爵。一方、街の人々はその間、反乱を進めていた。立ち上がりギターの演奏を始める少年。「ギターの演奏で何ができる。」男爵が躙り寄る。反乱軍は城内まで侵入していた。少年は祈りを込め、演奏を続ける。男爵は片手を広げ言う。「そんな演奏がどうしたと…。」腕が破裂した。「こしゃくな。ぬおおお…。」男爵の体が次々に壊れていく。そう、男爵はアンドロイドであった。
カルーンのギターを取り戻し、街の人々は解放された。
ギターを取り戻した一行は、犯罪の街ジャッジータウンへ向かった。クラウスのサックスは警官フェイドに奪われて、スラムの奥にあるという。市長の娘レーン、その仲間クリフォードらの協力により再び立ち上がる少年とFHB。廃墟の奥、魔物に護られるフェイド。激闘の末、フェイドを倒したものの、サックスはすでにどこかへ運び去られていた。失意の中、彼らは冒険を終え、ファンキー村へと戻って来た。



●第5章
村人
「長老様はやっぱり何でも知っていなさる。」
メンデス
「一体、サックスはどこにいってしまったんだろう?」
バム
「これじゃあ、安心して御飯が食べられないよう。」
ワリィ
「残念だなあ。グジュグジュ。」
アビビ
「………………。」
カルーン
「いやー、まいったな。」
クラウス
「…が、楽器が…そろわない…。」

ボジオ
「よお、よく来てくれた。あんたには本当に世話になったなあ。」
リーサ
「あんたには本当に世話になったね。ボジオもすっかり改心して、村の人達のために一生懸命働いているよ。みんな、あんたのお陰さ。そうだ、ボジオが空から落ちて来た人達の船を掘り出そうとしたら、土の中からとても古い楽器が出てきたんだ。あんたに見てもらいたいって言ってたよ。」
ボジオ
「そうだ、そうだ。この楽器(古代の楽器)が、土の中から出てきたんだよ。俺が持っていても仕方がないから、あんた持ってってくれよ。」
リーサ
「何を探しているのか知らないけど、あんたならきっと見つけることができるよ。だからくじけず頑張ってね。」

ヘヴィメタ村人
「最近、北西の山の様子がおかしいんだ…。」

町の人
「あら、あなた前に会ったわね。そう言えば、楽器を探してなかった?宿屋に泊まっている旅の人が、海岸で変な楽器を見つけたとか言ってたわよ。」
旅人
「絵、楽器?ああ、あれなら宿の女将に宿代替わりに取られちまったよ!折角の値打ち物を…(ぶつぶつ)。」
女将
「え、楽器だって?ああ、あれね。宿代替わりに預かったけど、雑貨屋に聞いたら全く値打ちがないんだって夜。まったく、もう。こんながらくたでよかったら、アンタにあげるよ。」

メンデス
「ようやくこれで、楽器は全部揃ったな。」
クラウス
「…ありがとう。」
バム
「アビビ。よかったなあ。これで、やっと安心して御飯が食べられるよ。」
カルーン
「楽器さえ揃っていれば、邪悪な音楽なんて、オレ達の音楽でふっとばしてやったのに。」
アビビ
「ウッ…。」
ワリィ
「グジュ、どうしたんだい?アビビ。」
メンデス
「ま、まさか!アビビ、声が出ないのか?」
メンデス
「一体、どうしたことだ。何故、アビビの声が…。」
バム
「これじゃあ、安心して御飯が食べられないよう。」
ワリィ
「そんな、アビビ…。グシュ。」
アビビ
「……………。」
カルーン
「一体どうしたって言うんだ!」
クラウス
「…ア、アビビ…。」

長老
「戻って来おったな。わしはあれから、ずっと古い言い伝えを調べておった。それによるとじゃな、いいか、”選ばれし者が5つの闇を倒したとき、6番目の闇はより強大な力を持って、世界の始まりの地に降り立つ。”と、ある。もし、お前達が本当に選ばれし者ならば、大変なことが起きようとしているのかも知れぬぞ。言い伝えには、”選ばれし者は、赤き山を目指す”と、ある。じゃが、わしにはさっぱり意味がわからん。言い伝えには続きがあるらしいのだが、何故か忘れ去られていてな、誰も覚えておらぬし、どの書物にも載っておらぬ。言い伝えにあった、忘れられし太古のセンリツを授けよう。ただこのセンリツは、古代の楽器でないと奏でられぬらしいのじゃ。とにかく、”赤き山”とやらを探すのじゃ。」
スライ夫人
「なんだか知らないけど、うちの人えらく慌ててたわ。何かあったのかしら。」
スライ
「大変だ!大変だ!昨日までなんともなかった北の山が、真っ赤に、燃え上がるような赤になっちまった。何かよくないことが起こるに違いない。」

村人
「あれぇ、外の世界の人が訪れるのは何百年ぶりだろう。」
村人
「外の方とは珍しい。是非とも我らがパンクの帝王に会ってください。」
帝王
「待っていたぞ、選ばれし者よ。天空より光り舞い降りたるその時から、お前の来ることは分かっておった。お前に失われた伝説の最後の章を話そう。この世界の父にして、ビストーズ達の先祖である偉大なるマルコムは、6つの闇を封印したが、それを滅ぼすことはできなかった。何故なら、闇は光から生まれたものであり、同じものの裏と表であるからだ。闇なくして光ありえず、光が滅びれば闇もまた消える。本当に必要なのは光と闇が手を携えることだった。だが偉大なるマルコムも、ついにそれを成し遂げることはできなかった。彼は光と闇を結びつける術をアマリスの心として、やがて現れるであろう選ばれし者と6人の天空よりの使者に託したのだ。」
皇帝
「お前に6つの闇の話をしよう。それは、自分の力を驕り高ぶる傲慢である。それは、新たなるものを恐れて足を踏み出すのをためらう憶病である。それは、欲望のために他の者の自由を奪う束縛である。それは、人を騙すために演じる虚位である。それは、羨望と嫉妬からくる憎悪である。それは、挫折したために命の尊さを否定する絶望である。」
「この知恵の腕輪をもって、マルコムの子孫であるピストーズ達を訪ねるがいい。」
ピストーズ1
「待っていたぞ、選ばれし者よ。私は献身を司るピストーズ。さあ、選ばれし者よ。私の問いに答えるがよい。お前は自分が他人よりも優れていると思うか?」
「選ばれし者よ、献身の鍵を受け取るがよい。全ての鍵を集めるのだ。それが選ばれし者の努め。」
ピストーズ2
「待っていたぞ。私は勇気を司るピストーズ。選ばれし者よ。私の問いに答えるがよい。お前は皆が恐れて近寄らぬ所にゆくのが、勇気ある証拠だと思うか?」
「選ばれし者よ、勇気の鍵を受け取るがよい。6つの鍵は6つの闇に対抗する力となろう。」
ピストーズ3
「私は勇気を司るピストーズ。私の問いに答えるがよい。お前は何不自由なく暮らせることが自由の証だと思うか?」
「全ての闇に打ち勝った時、アマリスの扉は開かれるだろう。」
ピストーズ4
「私は真実を司るピストーズ。選ばれし者よ、私の問いに答えるがよい。お前は時には嘘をつくことも真実だと思うか?」
「闇は、刻々と近づいている。急ぐのだ、選ばれし者よ。」
ピストーズ5
「私は愛を司るピストーズ。選ばれし者よ、私の問いに答えるがよい。あなたは今まで戦ってきた闇を愛することはできますか?」
「本当の強さとは、憎むことではなく、愛することなのですよ。」
「最後の闇が、アマリスの眠る地に迫っています。しかし、闇は光と結ばれることを恐れています。急ぐのです、選ばれし者よ。」
ピストーズ6
「私は希望を司るピストーズ。選ばれし者よ。私の問いに答えるがよい。お前は、例え自分が死ぬことになっても闇と戦うことを止めないか?」
「選ばれし者よ、勇気の鍵を受け取るがよい。既に最後の闇は、アマリスの眠る遺跡へと辿り着いた。我々ピストーズは闇に直接手を下すことはできない。選ばれし者よ、かの地に赴き、アマリスの心を解放するのだ。」

おや?宇宙船の陰に古代の壁画を見つけた!更によく見ると…。

ボジオ
「来たか、選ばれし者よ。我ら闇の魂は不滅だ。1度は破れたが、今度こそは、再びその姿を借りてお前を葬ってやる。」
ハマードラゴン
「感じるぞ、お前の心の奥底に潜む恐怖を。そうだ、その恐怖を楽しむのだ。そして恐怖と共に滅び去るのだ。このオレ様が、恐怖を快楽と感じさせてやろう。さあ、かかって来るのだ。」
デーモン
「自由など所詮は幻想に過ぎない。幻想を追い求めても無駄なこと。お前達は、いつも自分で自分を縛っていることに気がついておらぬ…。お前達のその愚かな幻想を打ち砕いてやるわ。」
ペイジー男爵
「お前の正義など、自分達の都合に過ぎないのではないかな?真実の正義など、この世にあってたまるか。例えあったとしても、それが如何に無力であるか教えてやろう。」
フェイド警官
「なかなかやるな。さすがは選ばれし者だ。だが、この世界で最も強いものは、憎悪なのだ。憎悪こそ最強。憎悪こと我が全て。光の陰で虐げられてきた、我らの闇の憎悪を受けてみろ。」
大魔導師
「とうとうここまで来たか。だがお遊びはここまでだ。既に闇は、アマリスの光をも覆い隠しておる。間もなくこの世界は、我が闇の支配に落ちよう。選ばれし者よ、よくぞ大いなる闇と戦ってきた。その健闘を讃え、このわし自らの手で、お前を絶望の淵に叩き込んでくれるわ!」
「うわぁぁ」

アマリス
「見事です。選ばれし者。そして6つの光を持つ者達よ。この先にある箱を開けなさい。さあ、今こそ光と闇が一つになる時です。」
「待っていました。長い、長い時を。そして今、みんなの願いが一つになる。本当の幸福が、真実の歴史が、そして自由の喜びが今、始まる。」

アビビ
「何?…とーってもいい気持ち。甘酸っぱくて、とーってもあったかくて…。」
メンデス
「アビビ、声が戻ったのか?」
カルーン
「イヤッホー!ファンキーホラーバンド勢ぞろいだ。」
メンデス
「本当にみんなありがとう。ファンキーホラーバンドを代表して礼を言うよ。」
ワリィ
「お礼だけじゃなく、演奏しようよ。」
バム
「そうだ、そうしよう。一丁行こうぜ、みんな!」
カルーン
「よおし!一発ハデなのをぶちかまそうぜ!」
クラウス
「カルーンさ、派手なのより、本当にみんなの感謝の気持ちを込めて演奏しようよ。アビビだってそう思ってるだろ?」
アビビ
「アチシ、みんなが幸せになるように、一生懸命歌う。ほんとに、ほんとに、みんなありがとう。」
TRACK:04



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